キャッシングの審査で、利用目的の質問を受けたら、何と答えればいいでしょう?正直に「ギャンブルに使うため」と答えるのもいいですが、それでは審査に通らないかもしれませんよね。お金の使い道は人それぞれ。最終的にきちんと返済できれば何に使おうと勝手ですが、業者としては正しい目的で使って欲しいと思うでしょう。キャッシングの審査で意外と重要な利用目的について考えてみましょう。
キャッシング審査。利用目的は何と答える?
住宅ローンや車のローン、または教育ローンなどは、その目的がきちんと決まっています。が、キャッシングの場合、利用目的は利用者本人が自由に決めていいことになっているので、どんな私用目的でお金を使おうが、それは本人の自由です。
しかし、利用目的は審査の一つの材料ともなります。ここで、「ギャンブル目的で使う」など、不誠実な回答をしてしまうと、印象を損ねて審査に影響を与えるかもしれません。ギャンブルで多額のキャッシングを浪費されては、きちんと返済してくれるのか、業者としては不安になりますよね。利用目的をどう答えるかはとても大事になってきます。
うまく回答しよう
キャッシングの審査の場合、それほど細かく利用目的を詮索されることはありません。たとえ本当にギャンブルに使うことが本音だとしても、そこはオブラートに包んで「生活費のため」と答えるのが無難でしょう。
審査で詳しいことは聞かれない?
利用目的に関して、キャッシングの審査で事細かく聞かれることを想定している方がいるかもしれません。しかし、実際には大まかな質問のみで、具体的に細かく質問されることはありません。
例えば、三井住友銀行のカードローンでは、いくつかの項目の中から選択するようになっています。その項目とは、「生活費」「飲食・交際費」「ギャンブル資金」「冠婚葬祭費」「入院・治療費」「借入返済資金」などです。項目を見ればどれくらいの融資を必要とするか、だけでなく、その人の性格や生活スタイルも垣間見られます。選んだ項目で人柄まで推測されると考えていいでしょう。
利用目的は審査に影響を与える?
キャッシングの審査では、本人のさまざまな情報をもとに、貸し出しの可否を判断します。キャッシングの業者からすれば、貸したお金をきちんと期日までに返済してくれるかどうかに大きな関心が払われます。よって、審査基準のもっとも大きなポイントは、その人にどれくらいの収入があるのか、ということになるでしょう。
年収に加え、勤務先の企業規模や勤続年数、正社員か非正規かも重要なポイント。企業規模の大きな会社で、正社員として長く勤務している人は一般的に社会的な信用度が高く、キャッシングの審査も問題なく通過できることが予想されます。
利用目的の優先順位
利用目的もまた、キャッシングの審査項目の一つですが、年収や勤務形態に比べたら重要度は高くないといえるでしょう。かといって、利用目的がまったく審査に影響しないということもいえませんので、万が一の場合も考えて回答するのがベストです。
事業資金目的はNG?
目的別ローンと違い、カードローンやキャッシングで借りたお金を何に使うかは、基本的には本人の自由です。ただし、業者によっては事業目的での貸し出しをお断りしているところもあります。
事業資金は生活資金よりその規模が大きいため、返済リスクも高いことが見込まれます。よって事業目的でのキャッシング利用を認めない業者が多いわけです。
特に注意したいのが、銀行のカードローン。多くのサービスが事業目的での利用の貸し出しを行っていません。事業目的でお金の調達を考えている人は、銀行のカードローンでは借りられない可能性が高いですので、注意してください。
事業資金でも借りられることも
銀行のカードローンでは、事業目的での利用は基本NG、という話をしました。が、すべてのキャッシングやカードローンが事業目的を認めていないとは限りません。中には、どんな利用目的も問わない、という業者もいます。
事業目的でキャッシング利用したい、とお考えの方は、まず電話で業者に問い合わせしてみるといいでしょう。事前にその業者が事業目的での貸し出しをしているかどうかの確認をしておけば、審査で不利になる状況を回避できます。
「事業目的での貸し出しはできない」ことを理由に審査に落ちてしまえば、その後のキャッシング利用にも影響を与えますので、必要な情報はできるだけ揃えたうえで審査に臨むようにしましょう。
まとめ
キャッシングで借りたお金を何に使うかは、基本的には本人の自由。しかし、利用目的が審査の一材料として使われることも忘れずに。事業目的での借入を考えている方は、銀行のカードローンは避け、目的を問わないキャッシング業者を事前に調べて申し込むといいでしょう。