現在借入が数社ある人は、キャッシングの審査に通らないのではないかと不安に思っている方もいると思います。では借入件数は審査に影響があるのか、またどうすれば審査に通りやすくなるのかを考えていきたいと思います。
細かい審査のコツは、「キャッシングの審査に通るコツは?」でも説明しています。
借入の件数とキャッシングの審査は関係あります
キャッシング審査と他社借入件数の関係性ですが、結論から言うと、影響があります。勿論、件数や金額によって変わりますが、消費者金融系よりも銀行カードローンにその傾向は大きいと言えるでしょう。銀行カードローンも熾烈な競争によって、審査基準にばらつきがあります。銀行によっては消費者金融系の借り入れを極端に悪く見る銀行もあるし、銀行借入だろうと消費者金融だろうと同じカードローンというステータスで捉える銀行もあります。また、同じ銀行であっても貸付残高や担当者によって多少のばらつきも存在します。
審査の実例
ひとつ例にあげると、SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)とモビット。モビットは三井住友銀行グループとなって、SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)は三井住友フィナンシャルグループとなります。それとアコム。同じく三菱東京UFJ銀行系列となります。借入件数という視点でみると、2件まではあまり気にする必要はありませんが、3件だと黄信号となります。4件以上だと、収入が大きいか不動産などを持っていないと渋られる可能性もあります。銀行は総量規制の対象外となりますが、それでも審査基準は消費者金融よりも厳しいと思ってください。
審査を少しでも有利にする方法
借入件数が多いと、審査が厳しいという事実が存在するのですが対策も存在します。審査に通りやすくなる方法をいくつか公開します。複合的に使うと効果が大きくなります。
おまとめローンで借入件数を減らす
借入件数が多いのならば、なるべくおまとめローンに切り替えていけばよいのです。勿論、おもとめローンの審査だって決して簡単ではありませんが、新規に借り入れをするよりも可能性はあります。どこの金融機関でも、他社にどんどん貸されては顧客の借金が増えていきますのでリスクを感じます。だったら、自社で貸し付け出来れば安心できます。もし、あなたの借入先が4件以上であれば、まずはおまとめローンをご検討してください。すでに4件も借入があるのに融資が可能だとしたら、もしかしたら怪しい金融会社かもしれませんので、ご注意ください。
カード会社は金額と同じように借入件数を重要視しますので、借入金額を減らすことと同じように借入件数を減らすことをテーマにおいてください。借入件数を減らすということは、貸す側だけでなく、借りる側にも利点があります。まず借入件数が多いと、毎月に何度も返済日がやっていきます。これは相当精神的に辛いです。毎週のように返済日が来ると、一週間を生きていくのが辛くなります。また、返済日を一日にまとめても大変です。同じ日付に何個もATMをまわらないと行けないとなると、肉体的にもタフさを要求されます。貸す側の審査を通りやすくするためにも、借りる側の負担を減らすためにも、借入件数を減らすことが大事です。おまとめローンが可能な借金があればまとめてしまい、キャッシング審査を有利にしておきましょう。
総量規制を意識する
原則として、年収等の3分の1までに制限される総量規制というルールがあります。総量規制では、銀行カードローンが対象外となりますが、無視できる数字ではありません。借入を申請する場合のコツとして、総量規制の金額よりも少し低く申し込むことがポイントとなります。総量規制の金額を越えて申し込むと自己管理が出来ていないという見方もされかねません。必ず総量規制金額未満で申込をしてください。
正しい数字をきちんと申告する
借金が多いと審査に通りにくくなるかもしれないからと数字を低く伝えようとする人がいます。これは逆効果です。金融機関は借入情報を共有している情報機関からデータを取って借入件数と借入金額を把握しています。下手に嘘をつくと、審査に通りやすくなるどころか印象を悪くしてしまいます。必ず正しい数字をきちんと申告してください。
遅延はだめ、優良な利用者としての実績を積む
遅延はしてはいけない行為の上位にきます。返済に遅れるとは約束を破る人間ということです。いかなる事情があろうと、無断で返済を遅れることはしてはいけません。金融機関はいわゆるクレジットヒストリーというデータから、顧客の返済状況を判断します。銀行は「全国銀行個人信用情報センター」から、消費者金融や信販会社日本信用情報機構(通称JICC)から遅延情報を共有します。返済にちょこちょこ遅れる顧客はブラックデータが残るので、借入や増額の審査で不利になります。返済には遅れないよう常々意識してください。
おまとめローンが最適
もう一度まとめると、借入件数が多いとキャッシングの審査に不利になるので、借入件数を減らすことが審査を通りやすくなるポイントとなります。おまとめローンが可能であれば是非とも検討してください。おまとめローンの場合は金利が安いところを選ぶのも忘れないようにしてください。