カードローンやキャッシングには金利が付きものですが、この金利には上限があることをご存知でしょうか？
今回は上限金利はもちろん、いわゆる低金利はどのくらいを指すのかなど、金利にまつわることをご紹介します。
金利には上限が定められています
キャッシングをする際には、金利がどの位なのか調べてから契約をしますが、借りる金額によって金利の上限が定められているのはご存知ですか？
10万未満は18％、10万以上100万未満は18％、100万以上は15％の上限となっています。
ローン会社のホームページなどを見ると、金利が4.5％～18％と表記されている場合があります。
それは、借りた金額によって金利も変わるのでそのように表記されているのです。
最低金利が4.5より4.0の方が魅力的に見えてしまいますが、例えば100万円借りた時の金利が15％の所もあれば8.8％の所もあるのです。
なので、最低金利だけで選ぶのではなく、借りた金額の金利をきちんと調べてから選ぶようにしましょう。
上限金利は法律で定められている
キャッシングの金利には上限が設定されています。
この上限は法律でも定められており、上限金利が法律で定められている規定の範疇を超えてしまう設定になっている場合はカードローンやキャッシング会社などは罰せられる対象となります。
この法律が利息制限法と出資法なのです。
利息制限法は上限金利を15～20%の範囲に定めており、20%以上になる金利での貸付は無効にすることが出来ます。
また、出資法では刑罰を有しており、20%以上になる金利での貸付を行うと、10年以下の懲役または3000万円以下の罰金となります。
このように、上限金利にはかなり重い刑罰が科せられているので、昔では20%を超える金利での貸付も行われていましたが、現在ではほとんどありません。
この2つの法律が改正されてからはグレーゾーンにあった金融業者も罰せられることとなったのです。
キャッシングの「低金利」とはどのくらい？
よくキャッシング業者の広告を見てみると、低金利を謳っているキャッシング業者などをよく見ますが、いわゆる「低金利」というものはどこからが低金利なのでしょうか。
まず金利というのは、利息制限法という法律によって上限が決まっています。
この上限は、借入金と残高によって異なり、例えば、借入金と残高を合わせた時に10万円未満だった時は、年率は20%となります。
また、借入金と残高の合計が10万円～100万円だったら年率は18%、100万円以上だったら年率15%となります。
そのため、ほとんどのキャッシング業者は利用率が高い10万～100万円だった場合の年率、18%に設定されていることがほとんどです。
キャッシング業者は大体4～18%など、最低金利と最高金利を分けて設定していますが、最低金利になる条件は基本的にかなり厳しく、通常であれば最高金利である18%で借り入れすることになります。
金利の計算方法を知る事で抑制出来る
キャッシングをする必要が出来てしまった場合、金利の計算方法を覚えておくとメリットがあります。
計算なんて面倒だ！と思われる方には、ザックリとした大体の返済額がわかる計算方法をご紹介します。
借り入れ金額×年利÷12ヶ月＝1ヶ月の利息という計算式です。
例えば10万円を年利18％で借りた場合、10×18÷12＝1500となり、簡単に金利を知る事が出来ます。
もし借り入れを行う場合、借りる前に計算すると、どの位の金利かがすぐにわかるので、キャッシングの抑制になり、きちんとした計画が立てやすくなります。
借りる前にきちんと計算する事で、返済プランを考えられ余分な借り入れを防ぐ事が出来るので、不安がある場合は始めに自分で計算してみる事をオススメします。
返済額や利息がどれくらいになるのかも調べよう
カードローンを比較する場合、金利はもちろん重要ですが、低金利のところでも何故か支払う利息が多く付いているというケースもあり、一方で金利の上限となるギリギリに設定しているところでも、低金利のところと同じ金額を借り入れていたとしても支払う利息が少ないこともあります。
どうしてそのようなことが起こってしまうのかと言うと、これは月々に返済される額と返済期間が短いか長いかによって支払う利息も変わってくるのです。
返済額や返済期間に関しては会社によって異なり、既に決まっているところも少なくありません。
月々に返済する額が少額だと、どうしても負担が少ないのでこちらの方がいいように見えてしまいますが、利息のことを考えると一括もしくは短期間で返済をしていく方が余計な利息を支払わずに済むため、お得なのです。
金利を比較する時は最高金利に注目
キャッシングを利用する際に気になってくるのが『金利』だと思います。
いくら審査や振り込みが早くても、金利が高いときちんと返済出来るか不安になってしまいますよね。
金利は業者によって様々ですが、よく耳にする『アコム』『プロミス』だと、4.7％～18.0％という設定になっています。
銀行のカードローンの場合、大体のところが4.9％～14.0％くらいが平均です。
この最高金利の部分を各社で比較するのがポイントです。
最低金利の方が安いとついついそちらに目が行きがちですが、最初の利用限度額設定の時に適応されるのは最高金利の方なので、選ぶならば最高金利が低い所の方が安く済むんです。
ただ、金利は融資額によっても変わってきますのでご注意ください。
