キャッシングの審査で問われる勤続年数。現在お勤めの会社で長く働いている人ほど、収入の安定性が見込まれ、お金を貸しても大丈夫という判断がなされるでしょう。それでは、勤続年数が短い、または転職直後の人はキャッシングの審査に不利なのでしょうか?
勤続年数が短くても、キャッシングの審査に通ることは可能です。ここでは、転職間もない人でもキャッシングの審査に通過できる方法をわかりやすく解説します。
勤続年数が短いと審査で不利?
キャッシングの審査では、その人の返済能力を細かくチェックするため、年収や職業、雇用形態、会社の規模など、さまざまな項目を設けて精査します。その会社にどれくらい勤めているかを表す勤続年数も大事な要素です。
勤続年数が長ければ、その後も転職せず長期にわたって安定した収入が見込まれます。つまり、勤続年数が長い人は、キャッシングの審査でもそのことが評価されて借りやすくなるといえるでしょう。反対に、勤続年数が短いと、この先いつまでその会社に勤めるかの見通しが立たず、お金を貸す側としては不安になるでしょう。そのことから、キャッシング審査にも影響を及ぼします。
収入は安定性が大事
収入が高い人は、返済能力もあると認められ、キャッシングの審査に有利なことは間違いありません。しかし、その高い収入も、いつ途切れるか分からない不安な状況であれば、お金を貸す方としては躊躇してしまいます。大企業に転職を果たして年収がアップしても、勤続年数が短いと安定性という意味では疑問符がつきます。ですので、必ずしも高い収入だから有利ということはいえません。
少しでも長く働いたほうが有利
転職して間もない方でも、お金が足りなくてキャッシングを利用したいという状況は起こりえます。その際、キャッシングの審査に通るのか、不安に思う方もいるでしょう。
確かに、新しい勤務先での勤続年数が一ヵ月や二ヵ月そこそこであれば、審査を通過するのは難しいかもしれません。もし余裕があるのであれば、半年くらい真面目に働いて、少しでも安定して勤務している状態を見てもらえば、審査においてその点を評価されるのではないでしょうか。
まずは少額からキャッシング
勤続年数が長い人ほど収入は安定していると見られ、キャッシングの審査にも有利に働きます。しかしいろいろな事情から転職してしまい、すぐにでもお金を借りたいという状況もあるでしょう。そんな時は、少額融資のキャッシングがおすすめです。少額であれば、勤続年数が短くとも審査は比較的緩やかになり、キャッシングできる可能性は高くなります。
まずは、5万~10万円程度の小口のキャッシングからはじめて、きちんと返済する姿勢とその能力があることを証明すれば、業者側の好感も良くなり、増額サービスの利用も期待できます。
勤続年数が短い人でも、小口であれば融資を受けられる可能性が高くなります。少額であれば無理なく返済もでき、同時にキャッシング業者の信頼も勝ち取れるでしょう。少しずつステップを踏んで実績を積み上げていけば、その内大きな融資も受けられるようになるかもしれません。
他社の借入はないか?
ただでさえ転職直後で勤続年数は短く、キャッシングの審査を通過することが難しいのに、他社からの借入があれば、さらに借りにくくなることは容易に予想されます。前職時代で借金をした額がまだ残っている、という方もいるかもしれません。
勤続年数が長い人でも、他社からの借入が複数ある場合、月々の返済に響くことが考えられます。いくら収入が安定しているとはいえ、債務が二重三重にわたると、返済の負担は重くなり、滞納のリスクも生じるでしょう。その場合は、他の業者からの借入の返済を済ませてから新しく申し込むほうが審査にも通りやすくなるでしょう。
審査では、正直に
キャッシングの審査は、あらゆる個人の属性情報を集めて貸し付けの可否を総合的に判断します。過去に債務の滞納があったり、他社からの借入があったりすると、都合の悪い情報や事実を隠してしまいがちです。キャッシング業者は信用情報機関の保有する信頼性の高い情報をベースに審査を行うため、そのような隠蔽やごまかしはすぐ露呈してしまいます。嘘が発覚すれば、審査に落ちる事態は免れません。キャッシングを今後も気持ちよく活用するために、審査では、確実な情報を提供するようにしましょう。
まとめ
キャッシングの審査で重要な勤続年数は、短いと収入の安定性を問われ、審査を通過できないかもしれません。その際は、少額の融資からはじめて徐々にキャッシングの利用と返済に慣れていくようにしましょう。