住宅ローンやマイカーローンのような長期ローンには固定金利と変動金利と呼ばれる2種類の金利が用意されているのですが、実はカードローンにもそのようなタイプの金利が用意されている場合があります。
そこで今回は固定金利と変動金利についてご紹介していきます。
固定だけでなく変動金利も選択可能
カードローンにも住宅ローンやマイカーローンと同様に「固定金利」と「変動金利」があります。
固定金利は最後まで金利が変更されないものですが、変動金利は途中で金利が変わる事があります。
なので、例えば最初の契約の時点で8.5%だった金利が金融情勢の変化、景気などに応じて9.2%に上がったり、8.0%に下がったりするのです。
固定金利は最初から金利が少し高めですが、変動金利はローン会社にもよりますが、初期金利が低いパターンの物が多い傾向にあります。
金利が変わらないので心配する事無く続くけど少し高めの固定金利か、変動するけど低くなる可能性のある変動金利にするかはそれぞれの自由ですが、自分の状況やこれからの景気の事についてもよく考えてから選択しましょう。
返済の不安を抱えている方には固定金利型
銀行のカードローンで、お金を借り入れたはいいがきちんと返済できるかなどの不安がある方には、金利が固定されている「固定金利型」での返済をオススメします。
固定金利型は、金利が返済1回目から、返済終了となるまでの期間、金利の変動がないので、安定した金利で返済することができます。
なので、返済計画が立てやすく、毎月決まった金額を返済することで、安定した返済をすることができます。
ですが、返済時の金利によって決まってくるので、金利が高かった場合はそのまま返済終了まで、高金利で返していかなければなりません。
ですが、返済がきちんとできるが不安な場合は、返済計画の立てやすい固定金利型で返済した方が安心できるでしょう。
実質年率と通常の年率の違い
よく「実質年率」という言葉を耳にする方もいらっしゃると思いますが、通常の年率と何が違うのかご存知でしょうか?
実質年率と通常の年率には少し違いがあるのです。
その違いというのは、様々な費用が掛かっているかそうでないかの違いになります。
基本的にお金を借りる前に審査というものが行われます。
これは、きちんとお金を返済してくれる能力があるのかどうかということを調べるために、金融業者では必ず行われるものです。
この調査にはその分の費用も掛かってしまいますが、この費用は借り入れる側が負担しなくてはならないのですが、業者側もいちいち調査費用がどれだけ掛かったかなどを計算するのにも時間や手間が掛かってしまいます。
実質年率というのはそういった費用込みで考えられた金利なのです。
そのため、こちらも返済金と一緒に支払えば済むので、わざわざ調査費用を別に支払うということはなくなります。
銀行カードローンの審査は厳しい?
銀行カードローンは、消費者金融に比べると金利が低いです。
その分、審査が厳しいとされています。
基本的には、収入が極端に少ない人は申し込みをしても審査落ちとなってしまいます。
更に、過去に返済をせず滞納をした経験のある人は審査に通ることは厳しいと考えてもいいでしょう。
正社員で何年も安定した収入がある、過去に金融事故を発生させていないなどの条件をクリアしなければ利用することは難しくなります。
銀行カードローンを利用する時には、自分にはどのくらいの収入があるのかをきちんと把握し、条件をクリアしているかを確認してから申し込みをしましょう。
銀行カードローンの借り入れができたとしても、最後まで返済をしなければ信頼性を失ってしまうので注意が必要です。
金融機関の利用履歴は消えない
手軽に誰でも即日融資の受けられるカードローンですが、一度でも利用したことのある方は金融業者が加入している情報機関にて利用履歴が残ることになります。
借入した会社や金額、返済状況などは情報機関に加入している各金融業者で共有され、新規での申し込みの際などにはその情報を元に審査が行われていると思いましょう。
数社で多額の借入をし、返済がなされていない場合は新規申し込み時に融資を断られてしまったり、希望額が借入出来ないということもあります。
そして消費者金融だけではなく、銀行で住宅ローンなどを融資を受けようとした時の審査にも影響する可能性があることをしっかりと理解し、借入をした場合はきちんと返済日までに必ず返済しましょう。
審査落ちにならない為には?
金利が低く、返済への負担を軽減することができる銀行カードローンに申し込みをする時、複数への申し込みは避けましょう。
複数申し込みをすることで、金融機関から返済をする場所が多いと認識されてしまいます。
それなりの収入があれば問題ありませんが、明らかに申し込みしすぎている時は返済能力がないとみなされてしまい審査に落ちやすくなってしまいます。
更に、複数への申し込みは凄く焦っていると判断されてしまうので、逆に不審に思われてしまいます。
ですので、いくら急にお金が必要になったという場合でも1社に絞り審査を受けることをおすすめします。
1社だけでは不安な気持ちになってしまいますが、全部審査落ちになるというデメリットを防ぐことが出来ます。