キャッシングを利用するには、まず審査を通過する必要があります。審査では、その人の基本的情報の他、収入や職業、勤続年数などいくつかの項目をチェックし、お金を貸していいかどうか総合的に判断します。
キャッシングの審査は、仮審査と本審査の二段階システムになっていて、仮審査を通過しても本審査で不合格となってしまえばキャッシングの利用ができません。二つの審査でミスをしないためにも、両方の審査の性質とその違いを理解し、万全の状態で審査に臨みましょう。
キャッシングの仮審査について
キャッシングの審査の、最初の関門ともいうべき仮審査。ここでの審査は、主に年収や住まいに関する情報などを調査して、安心して貸し出しできる人かどうかを判断します。
年収を調べることは、その人の返済能力をはかるためには欠かせない作業といえます。年収に対して、大きな融資額を設定してしまうと返済滞納の要因にもなり、業者側にとって痛手となります。そこはお金を貸す側としてきちんと見極める必要があるといえるでしょう。
また、総量規制の問題もあります。総量規制とは、年収3分の1以上の貸し付けはできないという規定で、消費者金融や信販会社・クレジットカード会社がお金を貸し付ける際に守るべき融資規制です。キャッシング業者がお金を貸し付ける際は、年収の3分の1以下に押さえて融資額を決めることとなります。
住まいに関しても、重要な判断材料です。一戸建て所有であれば、安定した収入があることが予想され、キャッシングの審査でも好材料として判断されるでしょう。逆に賃貸マンションだと、持ち家よりは収入基盤が強くなく、引っ越しなどで連絡がとれなくなるといったリスクもつきまといます。住まいに関する情報は融資額にも反映されるでしょう。
キャッシングの本審査について
無事、仮審査に通ったとしてもそこで安心してはいけません。次に待っているのは本審査です。本審査では、仮審査で提出された書類などに虚偽がないか、正しい情報を提供しているかどうかが精査されます。仮審査と本審査があることを知らないで、虚偽の年収を記載すなどした場合、本審査で落ちることは間違いありません。仮審査では、正直に年収や借入などの情報を申告するようにしましょう。
本審査で落ちることはあるの?
形式的には仮審査と本審査の二段階に分かれているものの、ほとんどの場合、仮審査が通過すればキャッシング利用の適性は認められます。仮審査を通過して本審査に落ちるのは稀なケースといえるでしょう。
しかし、先述のように、仮審査で虚偽の申告をした場合は、本審査に落ちる可能性が高くなります。嘘の情報で不当に業者からお金を借りようとしたとみなされ、その信用は地に落ちることとなり、キャッシングの審査に通らないばかりか、別業者からの借入もできない可能性がありますので、注意が必要です。
仮審査で落ちることは?
仮審査を通過して本審査に落ちるケースというのは、本人が虚偽の申告をしたなど、特別なケースです。それでは、仮審査に落ちるときはどんな場合でしょうか?
仮審査では、返済能力を見ます。その人にお金を貸してちゃんと戻ってくるのかを判断するわけです。その基準となるのは、年収や職業、勤務形態、勤続年数などです。
年収が100万円にも満たないなど、極端に所得が少ない場合は、審査でキャッシング不可の判断がなされるかもしれません。この人に融資をしても、月々の返済がきちんとなされるかリスクがつきまとうからです。
また、正社員かアルバイトかでも審査の見方は変わってきます。収入の安定性を考えれば、正社員にお金を貸すほうが安心でしょう。アルバイトだといつ転職してもおかしくなく、安定した収入を確保できないと見なされるからです。
信用情報機関ですべて筒抜け/h3>
キャッシング業者やクレジットカード会社、あるいは銀行などが貸し付けの審査を行う際、活用するのが信用情報機関に登録された情報です。これらの個人情報、データを基に、貸付の可否を判断します。通常、過去の借入などの情報は5年間保管され、キャッシング審査などに活用されます。
過去の借入があれば、正直に申告
キャッシング業者が利用する信用情報機関には、主に利用者の過去の借入データが保管されています。よって、過去にどんな人がどこでお金を借りて、どんな返し方をしたのかすべてここでの情報を参考に、審査を行うわけです。
ここでの情報はすべての金融機関に共有されますので、仮審査で過去の借入歴を申告しなかった場合でもすぐに露見されます。他の業者に借金があれば、正直に申告するようにしましょう。
まとめ
キャッシングは便利なサービスですが、健全な利用をするには厳格な審査を通過する必要があります。必要情報の申告は正直に行い、仮審査と本審査の二つの審査を乗り越えましょう。そして気持ちよくキャッシングのサービスを活用しましょう。