大手消費者金融の金利設定ってどうしてどこも似たような設定なの？ | キャッシングのベストナビ

カードローンを比較する際に気になるのが金利の設定です。
大手消費者金融で設定されている金利は、どこもだいたい似たような数字です。
どうして、数ある大手消費者金融の金利は同じような設定が組まれているのか。
その理由を探していきましょう。

大手消費者金融の金利設定は？

まずは、大手消費者金融で組まれている金利設定を見ていきましょう。
テレビCMを放送するような大手消費者金融の金利設定が、どこも一律で同じであることが見て取れるはずです。

アコムとモビットの金利設定で、3.0%~18.0%と一見低金利の設定が組まれている…！と思った方もいるかもしれません。
ですが3.0%の金利設定でお金を借入れるためには、800万円の限度額設定を組まなければなりません。
消費者金融は総量規制の対象となることもあり、ほとんどの人が低い限度額を設定されるはずです。限度額が高ければ高いほど適応金利が下がり、限度額が低いとそれだけ適応金利は反比例して高くなります。

金利の設定が同じなのは貸金業法があるから

では、どうして金利設定はどの消費者金融も似たような数字が組まれているのでしょうか。
その理由は、貸金業法で金利の上限が定められているからです。2005年より改定された上限金利は、10万円未満の限度額には20.0%。10万円以上100万円は20.0%。100万円以上の限度額は上限金利が15.0%となります。
利用者にとって、貸金業法改定によりグレーゾーン金利が廃止され、総量規制で安全なキャッシングができるようになったものの、消費者金融側の経営には大打撃となりました。

消費者金融は上限金利に注目

消費者金融の金利を調べる時に注意したいのが、大手消費者金融の設定している上限金利です。
ほとんどの場合で借入金額が10万円程度の小額キャッシングであることがほとんどのはず。特に初回融資は、確認の意味も込めて小額限度額が設定されることが多いです。小額限度額で適応されるのは上限金利ですから、消費者金融のカードローンを比較する際に見るべきなのは、金利の上限設定なのです。

金利を下げることはできないの？

審査で適応された金利設定、できればこの数字をもっと下げたいと思う人も多いはずです。金利を下げるためには、大きく分けて二つの方法があります。

限度額を増額する

単純に、限度額を上げればそれだけ金利は下がります。金利を下げるには、一定期間きちんと返済を続けて利用履歴を認められて案内を受け取る。または自ら増額審査に申し込むことで限度額を上げることができます。
しかし、ここで注意したいのが増額審査の厳しさ。増額審査は初回融資時の審査より詳しく情報を見られ、審査基準は厳しくなります。

自動的に金利引下げの案内が来ることも

消費者金融のカードローンを使い始めてから3年など時間が経つと、消費者金融側から自動的に金利引下げの案内が届くこともあります。
消費者金融側としては。きちんと返済している優良顧客とは長く付き合っていきたいと思うものです。金利引下げのサービスもその一環であるということです。

じゃあなぜ銀行カードローンの金利は低いの？

消費者金融と比べると、かなり低い金利設定が組まれているのが銀行カードローンです。
銀行カードローンの金利設定が低い設定を調べてみましょう。

銀行カードローンの金利設定は？

銀行カードローンの金利設定はどれくらいの設定か、具体的に見ていきましょう。

銀行カードローンは総量規制にも制限されず、100万円単位のキャッシングを想定されていることもあり、消費者金融よりも低い金利設定が組まれていることがわかるはずです。

銀行カードローンの審査は厳しい

とはいえ、銀行カードローンの審査は厳しく、誰でも利用できるわけではないということに注意しておきましょう。
消費者金融の金利が高いのは、審査が優しく広い利用者が想定されているということも関係しています。銀行カードローンを利用できるのは、高い収入があり、信用情報にも問題がほとんどない一部の利用者に限られてしまうのです。

消費者金融は貸し倒れを警戒している

消費者金融の金利設定が高いのは、広い利用者にお金を貸し付けて、結果的に債務者がお金を返すことができない状態になるという、「貸し倒れ」になるリスクを予防しているという意味もあります。
あなたがカードローンに何を求めているのか、それで利用するべきカードローンが変わります。低金利のカードローンでお金を借りたいのか、少しでも審査が甘いカードローンに申込みたいのかで考えてみましょう。